[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
えー、ネット復帰してからｓｓを掲載しないのも如何なものかと思うので、本日習作がてら書いたｓｓを掲載させていただきます。
原作風味なクトゥルフ系習作、いろいろとまばらで所々弱いけど、愉しんでくださいまし。
【虚ろな欲望は神をも欲するか？】
私は写真を撮ることが趣味である。
ある時は雪に覆われ灰色と化した山の全体像を写したり、闇に沈んだ空に、粉微塵に撒き散らされた星々を写したり、もしくは街道を歩く人間達の様々な表情を写真におさめることが大好きだった。
この目の内に入るありとあらゆる世界を掌握した心地に浸るその様は、時に狂喜にも似た優越感を得ることが出来るからだ。
大地を、空を、海を、山を、木々を、動物を、人間を。
自らの目で見る全ての万物を、この写真という監獄じみた二次元世界に閉じ込めるという冒涜的な所業に、自らの内に眠る嗜虐心を掻き立てて止まなかった。
私はこの世の全てをこの写真に収めたいと、実に無謀な夢を持ったのも恐らくはそういった、狂える思想、憧憬が背景に在ったからであろう。
故に愚かだと、愚昧だと自覚しながらも、狂っていたのだから仕方のないことだったのだ。
私は必要な荷物とカメラだけをその手に持って世界を旅した。
ただ、私は凡百の風景をこの写真におさめることが嫌いでならなかった。
高々、現代の人間達が想像した被造物などさらさら興味を持たなかった。
私は、人類既知を超えた、人類という種を超えた異形の種族が創り上げた文化、未だ見ぬ秘境、遺跡を巡ることを決意していた。
例えばそれは冥（くら）く沈んだ海の中で生き続ける、かの大いなるCを信仰する深きものども（ディープ・ワンズ）が護る神殿ルルイエだったり、
若しくは遥か天に聳える、かつてミスカトニック大学探検隊が謎の惨殺死体と化して討ち棄てられた、古のものたちが棲まう狂気山脈であったり、
或いはその狂気山脈を越えた先の世界の裏側、曰く夢の中にて垣間見る未知なるカダスであったり、
そしてこの地球という星よりも遥か弥果（いやはて）、牡牛座プレアデス星団の内に輝くセラエノにて建造された大図書館であったり。
そう―――世界とはかくも巨大に、膨大であった。
それらをこのカメラの内におさめて、おさめて、おさめ尽くした私は言い様も無い支配欲に駆られに駆られ、その後も世界を我が手におさめるべく、写真を取り続けた。
何時しか、幾許か、もしくは永劫の時のうちを過ごした後かもしれない。
ありとあらゆる世界を写真におさめた私のうちには、最早欲望の欠片さえなくなった。
あらゆる万物を二元世界に閉じ込めたと妄想のうちに浸った私の狂った欲望の泉は一滴すら枯れ果て、全てが億劫となってしまったのだ。
膨大な欲望を消化したのちの反動はかくも満たされぬ虚無しかなかった。
――いつしか私の心の内に眠っていた狂気は薄れ、何十年と経過した後の話である。
私は、とある女性に恋をした。もはや枯れ果てたと思われた私の支配欲が再び燃え盛るほどの情熱が、その女性に対してわきあがったのだ。
浅黒い肌、堀の深い目、それらは正にかのエジプトの女王を彷彿とさせる美貌であった。
はじめて、個人を我が物にしたいと欲望に掻き立てられた私はその手に再びカメラを取るに至ったのだ。
撮る。撮る。撮る。撮り続ける。
誰から見ても浅ましい感情だったに違いない。愚かだと笑われたに違いない。若しくは狂っているとさえ思われていたに違いない。
だが、だがだ。この私の情欲は決して嘘ではなかった。たとえそれが妄信の類だったとしても、虚無でしかなかった私の心を満たしてくれる。
故に、彼女を撮り続けた。狂ったように。信仰するように。
そうして、今、私はこのカメラのうちに収められた彼女を現像する作業に取り掛かっていた。
とてもとても待ち遠しかった、至福のときである。彼女もまた、この写真の中で、私の手の中で収められた。
私は彼女を手に入れたのだ。そう思うと、私の心の内は瞬く間に満たされていった。
至福の余韻に浸かった時間が長かったのか、正常な思考を取り戻した際には既に写真の現像は完了していた。
くつくつと笑みを浮かべたまま、私はその写真の中に閉じ込められている筈の彼女を見る。
その時に気付いたのだ。
否、再認したに過ぎないのだろう。
もしくは、ただ真実に気付いただけだったのかもしれない。
私は狂っていたのだ。
――貌（かお）が無いのだ。
あの堀深い目も、浅黒い肌をした美貌も、全て真っ黒に塗りたくられ、人知では認識できぬ色彩を放っている背景の中で、哂っていた。
――“無貌”で、彼女は私を見詰めて嘲笑していたのだ！
嗚呼、嗚呼。何だこれは。何なのだこれは。
私はこんなものを撮りたかったのか。私はこんなものを欲しがったのか、私は、私は、私は―――！！
暗い曇天の下、私は部屋の外で嘶くウィップアーウィルの鳴き声を聞いたが最後に、自らの首を
◆◆◆
この世には知って良いことと悪いことがある。
ましてやその全てを手に収めるなど狂気の沙汰である。
無いものは手に入らない。愚かにも知性を身につけたが故に催された支配欲など、無意味でしかない。
この世に在る万物はすべて泡沫にすぎないのだ。
人よ、知れ。所詮この世は神の見る夢の残照でしかないのだ。
無貌の神は、写真のなかで嘲笑う。嘲笑う。
いやまぁスパムが多いので、いずれ消そうと思ってたので願ったり叶ったりだったのですが。
そーろそろトップページから掲示板の項を消すときがきたかなー。
えー、なにやら前回の記事でtwitterをやり始めた人がちらほら出てきたようで。
めでたいのう、めでたいのう。この調子でもっともっと増えてくれれば嬉しいなー。
ということで、色々とフォローしくさっております。
プロの作家さんがたも利用しているので、だいたい自分の尊敬している作者さんに対して問答無用にフォローしている毎日でござる。
至福。だがなんという節操の無さ……今度からはお気に入りも多用しよう。
そんなこんなで、まだまだtwitterを使う人達が増えることを祈りながら。
◆◆◆
某チャットにて流行の兆しを見せている陰陽師やら退魔師やらが怨霊どもを薙ぎ倒していくお話。
ある者は美人巫女姉妹を描き、
またある者は宮内庁からの刺客が主人公だったり、
或いはとある者は怨霊ｖｓ自衛隊というトチ狂った発想が入れ混じったカオス時空と化しております。
ときどき韓人妖術師が喧嘩売ってきたりして柳生新陰流の者がそれに応じるお話もある。
どれもこれも続きみてぇなオイ！
そんなこんなとは別に僕は陰陽師×野球なんていうものも創ってるワケですがね（これまたカオス
ええ、むしろ甲子園の魔物に限らず、エジプト人っぽい貌（かお）をした黒ずくめの男から野球大会に招待された陰陽野球団がクトゥルフ神話の神々とベースボールする話なんかも面白そうでイイよね！（SAN値低下著しい
後に裏の世界で語られる都市伝説、ク・リトル・リトルリーグの逸話であったとさ（ぁ
◆◆◆
機神幻夢完成度、ただ今３０％。
今日中に５０％～７０％までいきたいなー。
そう、僕のホムペのトップメニュー下段に設けてあるアレです。
もしくはこのブログの右のフリースペースに小さく書かれてあるアレ。
最初はただ「最近の出来事を一言だけ書き込むだけ」という近況報告ツールみたいな感覚で非常に微妙だなーとか思ってたんですが、今更になって使うことが多くなってきたというか。
ぶっちゃけブログ更新よりも手軽に素早く近況報告できるって素晴らしいと思うの。
その場で思ったことをすぐさま書き込めるシステムっていいなー。
フォローシステムっていうのも面白い。mixiのマイミク登録みたく身内だけみたいなモンじゃなくて、知らない人に対しても手軽に登録できるっていうね。
ほんとはこのtwitter、百人フォローしてからホントに面白いと聞いたんですけど、アイゼンはまだ11人しかフォローしてませんｗ
いや、手軽に相手をフォローできるって言っても、まだまだ自分は臆病者なんで早々フォローする勇気が起きないんですよ。
ただ、本当にフォローしたい！って思う人に対しては自ら進んでフォローしていきましたが。
いや、まさか鋼屋ジン氏をフォローしたら、向こうからフォロー返ししてくれるだなんて思いもしませんでしたしｗ
こういう手軽なコミュニケーションツールは案外日常でも使えるので、ここぞとばかりにアイゼンがオススメしておきます。
というかそろそろ自分が知り合ってる人とかフォローしたい。超したい。
あと全然初めてな人でも大歓迎です。ほんとに。ほんとに。
公式HP
http://twitter.com/
アイゼンのプロフィールはこちらから。
http://twitter.com/aizen_423
◆◆◆
オリジナル小説、ニ作品同時執筆中。
一つはクソ真面目な厨ニスチームパンクなんですが、
もう一つは凄まじい電波を受信したあたまわるい熱血スポーツ物でございます。
某チャットでその冒頭部分を晒してみたのですが、
そこにいた職人様方から「アイゼンってやつぁ気が狂っとる」「悪魔的発想乙」「キチガイじゃ……キチガイじゃ！」「俺の脳内ではアイゼンの思考回路を理解することは出来ない」と罵倒じみた評価をくださいました。
や、ありがとうございます。
こんなアイゼンですがどうか職人の皆様ちょっと体育館裏までこようか（ゴゴゴゴゴゴ
とまぁ、そんなこんなでリレーｓｓともども執筆活動はチマチマ進んでおりますことよ？
投下した暁にはwikiのリンクをはらせて戴きたくございますー。
◆◆◆
近況報告。
忙殺される日々が続く。日記を書く余裕すら消え逝く定めか。
だがそんな中でも装甲悪鬼村正の体験版を遊んだりして、案外リアルが充実しててホクホクですぜー。
鬼におうては鬼を斬り
仏におうては仏を斬り
や、ホントにこの村正は期待せざるをえないゲーム。
奈良原め、いつも通りの奈良原だ。駄目な方向に一直線だ。素晴らしい（何
どこら辺が良い意味で駄目な感じっていうのは、
・剣術に航空力学を付与してたりするトコ
・電磁抜刀と書いてレールガンと読んだりするトコ
・正義など無いと断ずるトコ（物理的な意味で
このゲーム、体験版を見て思った。デモンベインと全く以って対を成すゲームだと……！
デモンベインは英雄が悪を倒して、バッドエンドを三流のハッピーエンドに挿げ替える物語だけど、
この村正は英雄の存在を真っ向から否定して、全ての悪を刈り取る“だけ”の憎悪と復讐に塗れた物語である。
悪に報いを成すには、何も善を以ってすることはない。正邪関係なく、一切の感傷もなく。
――悪に報いは必ず在るのだ。悪に、報いは在るのだ。
◆◆◆
そんな村正は十月三十日に発売とのこと。皆のもの、心すべし。
では、短めに近況報告という名の村正体験版感想を終わらせて拍手返信。
綾瀬様＞
いやはや、一次創作は設定を一から練らなければならないので色々と手間がかかって大変ですな。
二次ならば元の作品の設定をあれやこれやと工夫して展開してれば辻褄はあうのですがｗ
なに、それが物を書く愉しさよ。お互いに頑張りましょうｗ
そしてデモベ×ARMSの件。
九月まで待てるかどーかわからない程の熱気に苛まれております。さぁ、速く来い九月……！（何
仕事の合間を縫いながら執筆って時間も取れないし文章量も思い通りにいかないもんですしねー。
一日休みさえあって、筆が乗っていれば一日二万字とかイケるのだが……今はどうにもスランプちう。そろそろヤル気だして頑張らねばー。
綾瀬様も、どうか体調に気をつけてｗ
駄文必至、塵芥以下のシロモノなので気にしないがヨロシ。
◆◆担当ヒロインルート◆◆
・主人公の力が封印された宝玉を敵に奪われ、その力を利用して敵がパワーアップ。スカウターぶっ壊れるくらいの強さに
・一気に無力と化した主人公。だが奪われた宝玉の真なる力を発揮するには、主人公の命ごと宝玉に取り込むことが必要であった
・敵、主人公を狙う。圧倒的すぎる力。もうSAN値だだ下がりな文章で表現する。目標はティベ公みたいな腐乱死体チックな。
・このルートのヒロインが主人公を守る立場に。
・だが敵の力は想像以上。ヒロイン嬲り倒されたり、誘拐されたり、〇〇プレイされたり。……あ、正直R指定分はいらないか。
・主人公は絶望に朽ちる。だが主人公をたたき起こすべく、他ヒロイン、サブキャラが大集結。
“無駄と歎く涙を、無謀へ抗う汗へ変えろ。無理と嘯く心を、無茶を貫く魂へ変えろ。
その思いは、決して無力などではない。そう――決して。”
・そして最終血戦。総力戦。「俺たちの屍を超えて征け」
（以下、妄想展開ちう）
相変わらずの少年漫画チックなヒロイックストーリーで決めていく予定ですー。